又またの源氏物語

又またの源氏物語 2018/3/1

少し以前から又源氏物語を読み出しました。谷崎源氏、田辺聖子の現代的な源氏、林望の謹訳源氏物語、そして今は瀬戸内寂聴の訳した源氏物語とよくも飽きずに読むと思うでしょうが、それぞれに特徴があって面白いんです。言葉のあや、言い回し、物語を具体的に説明する文章などそれはそれは、それなりの作家さんの特徴が出ていて、ところどころに作家さんの表し方で ホウ 成程そういうとらえ方もあるな、とかいろいろと私なりの頭を巡らして楽しんでいます。どの作家さんが好みとかは別にしても確かに面白い、心内を覗くこの物語は素晴らしい。紫式部と言う平安時代の作家に拍手を送りたいおばさんなのです。

今日は私の77歳の誕生日ですが我が子供たちはお忘れのようで何の音さたもありませんが夜の更けるころは何やら何かの手段で尋ねてくるかしらね現在はお手紙だけでもあるまいにと期待しているのですが、どうでしょうかねェ、、、。ホッホッホッ(*ノωノ)

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31源氏物語 最終回

31作者の紫式部 2018/2/3

とうとう今回が最後となりました。

作者はどんな女性だったのでしょうか、想像するしかないですね、それに一番関心するのは女性では思いつかない男の心内や行動は誰から学んだのでしょう。

幾人もの愛人から、かなり年上の夫か、父親など等、兎に角 洞察力の凄さはやっぱり才女という事になりますね。

当時を知る人がいないのですから それだから古典は面白いんですよね。現代の人がそれらしき小説を書こうものなら、マスコミや作者を知る人から多くの批評をうけるでしょう。でもこの物語は想像を各自巡らせるだけで何の影響もないのです。紫式部日記があるそうですが、まだ読んでいませんので人となりは良く知りません。何度も書きますが当時を知る人はいないのですから。

10世紀頃の平安朝の貴族、美貌と才知に恵まれた一貴公子の一生とその孫にいたる壮大な物語ですお粗末様でした。昨年93日から始まった私の私流源氏解説と物語概要をおわります。まだまだ理解は足りませんが面白い物語です。今度はどの古典を読もうかなと頭を巡らしているところです。     終わり

 

 

 

   

 

 

 

 

 
 

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29の源氏物語の続きです

30 29の源氏物語の続きです2018/1/29

又、養女として引き取った玉鬘の周りにまつわり付く多くの男性に対してどんな反応をするか、意地の悪い事を色々と考えます。特に蛍を部屋に仕掛けて美しい玉鬘を垣間見させて、心をわざと懊悩させて喜ぶ等、後に「蛍兵部卿の宮」等と後世に名を付けられたことでした。その宮は源氏の腹違いの弟ですよ!

歳を重ねてはなかなかのやり手 政治家になります。こまかく内容は書いてありませんがどんどん官位が上がるのですからそれなりの声望と手腕があるのでしょう。それに面白いのは政治の話や歌の内容などになりますと、語りの女房は何やかにやとうまくつくろって止めてしまいます。非常に都合いい終わり方を所々に表しています。

私が感心したのは、須磨 明石にさすらった時について来た家来と源氏を見限ってほかに付いてしまった家来。自分の勢力が戻ってきた折には「世の中の常、強い者に付くのは一家を構える者としては仕方がない」と思っているのです。ですから京に帰ってから又源氏になびいてきても、それほどの扱いはしないが須磨明石に来た家来には特別に目を掛けたとしております。時には反省もしきりにします、苦労して人間大きくなったのだろうと私は想像します。

作者の紫さんは、病気の時や年老いた源氏もそれなりの美しさがあり見ごたえのある男前と所業を所何処に書いていますから、いったい神様仏さまに近い存在でしょうか?

全編を通じて男性の特徴と、人間くささ、クヨクヨしたり泣いたり、意地悪心をだしたりしています。源氏物語の大好きな私はこんな光源氏は大好きなのです

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29源氏物語

29源氏物語 2018/1/27

自己満足のこの物語もソロソロ終着点となります。
さてこの物語の主人公 光源氏ですがどんな人だとおもいますか?これは私なりの源氏の人となりです。あちこちの帖に源氏の性格が詳しく出てきます。女房の語りという形式で書かれていますので、一人ですか二人ですか、それとも多くの女房の語り草ですか、わかりません。小さい時に母や育てていた祖母に先立たれて乳母を頼りに、だが父君の帝(桐壷帝)に大層可愛がれて育ちました。力のある後見人がいませんから頼りない身の上です。
しかし自分は身分は高いといくらか自負していますから、朧月夜を口説くときなどけしからぬ事を言います「私は何をしても許されるのです」などと思い上がった心がけです。だか思いやりもあります。特におばあちゃん子でしたから、歳かさの人には特にそうです。大宮(亡き本妻の母)に対して、息子より婿である源氏のほうが足しげく大宮邸に通っているようです。前帝の女御(源氏の思い人の朝顔の宮の姉)や夫人の一人で花散る里の姉など、すこぶる評判よく又源氏は面倒がらずに老女の話など聞く耳があるのです。そして気も長いのでしょう。紫の上を12歳前後に引き取り、とは言ってもさらったと言っても過言ではないのですが、自分好みの女性に育ててから妻とします、時間をかけてゆっくりと迫っているのです。又意地の悪い所も出てきます。本妻の紫の上などから、たしなめられる場面もあります。
40歳近い頃になってからの事です。昔の親友、頭の中将が自分の娘(若いころと違い心から親愛しあっているという状態ではなさそうですが今でも外見は仲良しです。性格は違いますから政治向きはでは、それなりに力を出し合っています。又敵など表れますと二人で協力し合うのでしょう、それなりの親しさはあります。)
を見つけ出した「近江の君」という一段下がった娘を引き取ります。それが大層な噂になっています、それを聞きつけた源氏は昔親友の次男息子に意地が悪そうに聞くのです。すでの昔親友の長男息子の「柏木」から聞いていますので内容は知っているのです。
「最近、そちらではどこかの隠れた娘を引き取ったそうだね、まぁ中将や、(自分の息子、夕霧の事)父君(昔親友)に引き離された「雲井の雁」などは諦めて、その娘をもらったらどうかね、どうせ同じ血を引いているのだから」と揶揄するのです。内心は昔親友が自分の息子に大変な恥を(雲井の雁を離してしまった)欠かした事に腹に据えかねているのです。そしてこれを息子から聞いた昔親友がジタバタするのを腹では意地悪く微笑んでいるのです。(ある程源氏物語を知らないと内容はしっくりしないと思います、書き方が悪いせいもありますが、すみませんすみません(謝))

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26源氏物語

26源氏物語 2018/1/5

源氏はとてもジョークが上手です、これも作者の心映えでしょうか。

源氏に嫁した女三宮のところに父君の朱雀帝から筍が贈られてきます。それを生えかけた歯でよだれを垂らしながら、かじる薫を抱きながら「筍姫にご執心のようだ、、」などと冗談めかしを言いながらも、幼いながら上品で高貴な雰囲気を漂わせる面に感じ入るのです。それもそのはず表面上は源氏の子供ですが、正妻、今は尼となった女三宮と柏木の子供です。罪に耐えかねた女三宮は若くして尼姿となっています。この薫が後の宇治十帖で活躍する二人の貴公子の一人となるのですが、もう一人の主人公は明石の中宮が生んだ三の君です、この方は源氏の孫です、通称を匂宮と呼ばれるようになりますが、まだまだ幼子です。ややこしいですね、孫と息子の物語となるわけです。

よだれを垂らしながら、、、とかハイハイしている薫が着物の裾をズルズルと引きずり背中があらわになったと表現しているのは子持ちの作者だったと思わせる場面です。

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25源氏物語

25源氏物語2018/1/1

 あけましておめでとう御座います。今年は人生節目の喜寿の歳となるおばさんです

 

今日は目出たいお正月、元旦なので源氏物語の「初音」の巻を書きたいと思います

 この初音の巻きを参考して江戸時代になって大名の姫君の婚礼道具にこの場面の景色を模したのを書いたようです。

 初音の巻は源氏がもっとも栄華を極めた時期です。多くの自分に関わりのある女君を新しく建てた大きな六条邸(この初音の前偏の「玉鬘の巻」で建てた事が記されている)に住まわせて、それなりの身分に沿った暮らし方を女君達はしています。もちろん末摘花も尼になった空蝉も迎えられました、そこでも末摘花さんはユーモア一杯に書かれています。

 前回に正月の晴れ着を六条邸、各町に住んでいる方々に贈りました。着るものはその人に合ったように考えられたのを選ぶのです が紫の上は源氏が選ぶのを見てそれぞれの町に住んでいる方々を想像するのを源氏にみやぶられて少し恥ずかしい思いをします、お互いに女君たちは同じ邸に住んでも会った事がないのです。そして元旦になり、源氏は女君達に正月の挨拶を行く為に、念入りに化粧をし香をたきしめた衣裳を着て出かけます。当時は高貴な身分の方々は化粧をするようです。

 よくドラマなどで宮中からの使いの上達部などは真っ白に塗った顔に眉を書いた人が登場しますが何やらおかしいですね。

 そしてまず、紫の上、明石の姫君、花散る里の所、玉鬘、明石の御方と順々に周り明石方で夜を過ごします、明石方は「今日は目出度い日ですからここに泊まったら、、、、」と紫の上に遠慮するのですが、源氏は明け方早くに紫の上の所に帰っていきます、それを知った女房達は「明石の御方へのご寵愛は特別なんだわ」と思うのです。

 それから何日かして二条院の東の院に住む末摘花の所に行き末摘さんの老いの始めた髪や顔の皺などを、面白く書いています。その後同じ院に住む尼になった空蝉の所に行きます、空蝉は元々父大臣が入内をさせようとしていましたのに、亡くなってしまいますので、入内出来ずに老いた受領の(地方の現在の知事のような役職)の後添えになりますので、上品な美しく又夫の為には源氏に言い寄られても靡かない兼婦人でした。まぁまぁこまめに動く、忙しい源氏さんなのです。初音の巻きは短編です。この巻きをドラマにしたら夢のような綺麗で豪華、目の保養になる事でしょね。

 

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24源氏物語

24源氏物語 2017/12/21

6帖で末摘花が登場しました。その出会いの面白さを書かなくてはなりません、この物語の中で唯一美しくない女性として登場しています。常陸宮家の姫宮です。登場したときはすでに常陸の宮は亡くなっています。宮は音楽に堪能だったと書かれています。この宮様はどの皇族の一員か書いてありません。後見を失った姫は寂しい暮らしをしていますが暗い夜に源氏は惟実(これみつ)の誘導によって忍び込み源氏を屋敷内に入れます。この従者の惟実は源氏の信頼厚き人でこんな状況の時には必ず登場します。こんなわびしい住まいにひっそりと暮らす姫に素晴らしい理想の女性がいるなどど、帚木の章、有名な「雨夜の品定め」で若い貴公子達が語る場面があります。それを思い出して源氏はワクワク気分で忍び込みます。何しろ当時は暗い夜を過ごすのですから、それに女性が顔を見せるのは、はしたない行為とされる時代です。
顔はなかなか見る事が出来ませんが何度か通ううちに明るい月の夜に、フゥゥと顔を見てしまうのです。何と鼻はまるで象の鼻のように長く鼻先は赤く、顔も長い、不細工な顔に驚く源氏なのでしたが気を取り直してこの姫を自分が見はなしたら誰がお世話するだろうと、気を取り直して、その一生を源氏は世話をするのです。アッそうそう髪の毛だけは長くふさふさと誰にも負けない素晴らしい髪だと源氏は褒めています。こんな源氏も女好きで高慢ちきという悪ばかりではないのです。物の本に源氏を嫌いな方は男性に多くいるそうですがこんないい所もあるのです。この末摘花という人は6帖以外にも後になっても面白可笑しく時々出てきますのでユーモアのある作者の紫さんの心意気でしょうかね。

これを今書いていて思わず鬼平犯科帳を思い出しました。短編で135話位あったと記憶していますが、その中で何度かこのセリフが出てきます「人間は良いことをしながら悪い事をする、悪い事をしながら良い事もする」と鬼平に言わせています

ほんとにそう思います。源氏の世界から随分と遠い話になりましたが、、、。

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23源氏物語

23源氏物語 2017/12/13

37帖の横笛の印象的な場面(私はこの横笛の帖が好きです)

横笛にまつわるお話です。源氏物語の中では笛や楽器などの音色は血縁によって伝わると信じられているようでした。夕霧は落ち葉の宮(親友の柏木の妻)を訪ねた時に宮の母、御息所(とは皇室に嫁ぎ子供を持つとこう呼ばれる)から横笛を貰うのですが、その時はその事情は何も知りません、何やら曰くありげとは思っています。そうなんです、この笛は柏木が元天皇から頂いた笛で由緒あるものです。そして、柏木はもうすでに亡くっていますから夕霧の夢枕に立って「この笛があなたの元にありますが是非に私の繋がる者に、、、」と言い残します。夕霧は感が働き、もしかしてと思うのです。そして父源氏の元にこの笛の経緯を話すと「預かっておこう」だけ言って言葉をそらします。源氏の正室 女三宮と柏木の間に密通して出来た柏木の子、薫に残したいと夢枕で言ったのです。源氏は表向きは自分の子として育てます(が源氏の犯した過去の過ち すなわち、藤壺との事を思い出させます) 後にその子供は「薫」と呼ばれて宇治十帖で活躍します。非常にややこしいので、ある程度源氏を知らないと、私のつたない分では理解できなとおもいます、すみませんです。

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22源氏物語

22源氏物語 2017/12/9

今までは殆どがあらすじですので書かなかった少し面白い部分を書きたいと思います

13で雲井の雁と夕霧青年の結婚に「紆余曲折があり」とかきましたが、その時の状況を少し面白いので書くことにします。

二人は同じ邸で大宮つまりは祖母に育てられのですが、同じ邸ですから仲良く遊びや勉学をして二人は淡い恋心を抱いています。いとこ同士です大宮は二人を楽しみにして育てていたのでした。雲井の父は高官で源氏の親友 頭の中将です。今は内大臣、非常に白黒をはっきりさせる性格の方で、親友の性格はお互いに知りつくしています。ここで面白いのは源氏物語に登場する人が成長するにつれて、それなりの性格がだんだん変化していく、元元の性格は同じだがその身分や立場によって変わっていくのが分かる事です。(作者の紫式部の人間洞察力はどうやって作られたのでしょかね)二人の幼い淡い恋はお付きの女房達はみな知っています 内大臣が大宮邸に尋ねてきます。内心は雲井の雁を後宮に嫁がせようと画策しているのです。

それは二人が恋仲である事を女房の話で耳にします。さて大変ですそんな噂が立っては後宮などに上げられません。そして母である大宮に大変な怒をぶつけるのです。大宮は天皇の娘、宮様です、大事に大事にされ今までこんな叱られ方はないのです、さぞ驚いた事でしょう。大宮は内心「私が育てたから愛らしく上品に育ったのではないか、それを今まで見向きもしなかったくせに、そして一段下に見ていた姫があまりによく育ったので、後宮にあげ皇太子に嫁がせようなどと思いつたのではないか」と思うのです、そして大臣は何と怒りに任せて二人を引き離してしまうのです。が二人は文を通じて恋しあっています。時は過ぎて雲井の雁の父内大臣は、そんな経緯があった娘に相手を見つけるは困難だし今度はあちらが何とか言ってきたら、雲井の雁を夕霧にやってもいいなと思っているのです。夕霧側は父、源氏もそうですが、向うが折れてきたら結婚しようと考えています。

そして6年後に藤の花見にかこつけて夕霧を内大臣邸に招待するのです。親友の柏木が迎えにきます、つまり内大臣の長男ですから親子で親友なのです。その時夕霧は後で行くからと一応柏木を返します、とすぐに父の源氏に報告に行きます。

とうとう折れたなと源氏は内心喜びます、そして夕霧の着けている着物は今の夕霧に合わないと見て自分用に仕立てた中から選んで着せてやるのです。

6年間逢わなかった二人はもう大人になっています。夕霧は大人になり美しく成長した雲井の雁を見て心から喜び、そこでめでたしめでたしという事になるのです。

 

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21源氏物語

21源氏物語 (宇治十帖)2017/12/5
長い長いこの物語もとうとう今回で終わります。この最後になった文章を「谷崎源氏」の訳で表したいと思います「、、、なまじ使いをお出しになった事が恨めしく、色々気をお回しになったりして、誰かがあそこに匿っているのではないか、などとご自分がかってかの山里へ、抜け目なくお隠しになって、捨てておおきになりました経験から、そうも考えていらっしゃいますとやら」と薫27歳の夏の出来事でなんとも物足りない結末なのです。女性の精神がけっして揺らがない事を、いかに男性より優れているかを。作者の紫式部が表したいのだと私はおもいました。何やら「終わりでない終わり方」という感じです。      
         
簡単ですが一応あらすじは「終わり」です

 

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