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思い出 古い梅干し 2020/9/13

思い出 古い梅干し 2020/9/13
私が子供のころ古い梅干が戸棚の奥にあった。私の家は父がマメな人で天ぷらや料理、などをよく作っていた、梅干も父の作ったものである。
その古い梅干しは我が家では忘れられたようになっていた。
しからびて白く粉がふいているように見え気持ちが悪い、到底食べ物にはほど遠い感じがした。
母の妹が娘を連れて遊びに来た、父はその古い梅干の話をすると、叔母は早速興味をしめして、見せてくれと言う。その壺を開けると、とても良い香りがするが私にはどうしても口には入らない が である
二人の客は摘まんで口に入れる、そしてあろうことか、「これは旨い」と大絶賛である、そして土産にその梅干はすべてその叔母の土産となったが後年になって「あの梅干はもうないのか?」と尋ねられた事がある。
懐かしい父の自慢話と叔母の梅干問答は何となく今でも頭の中にある。
叔母というのは戦前、新宿のムーランルージュで女優をしていた戦後は家庭人に収まったが、なかなかの美人であった。我が家で疎開をしていた頃は、疎開先の粗末な玄関に近所の人が見に来たくらいだから、きっと綺麗だったのだろうが、私には当時の伯母の面容は思いだせない。
20620-24

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