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28源氏物語

28源氏物語 2018/1/19

物語後半に「若菜」というとても長い帖があります。とても長いですが読みごたえがあります。この帖だけで一冊の本になり、その位長いです。今までの出来事を述懐する場面が所々に出てきます。その中に私の印象に残るのを少し書きます。秋好中宮(六条御息所の娘)と源氏の息子の正妻、葵の上の産んだ息子は、いまだに中将である事を対比する場面です。

源氏の威勢で中宮となった秋好中宮(とはお妃の位で一番上、皇后の事)、かたや自分の息子はまだ中将という身分(まだ位が低いが後には高官となる)存命中の葵の上は六条さんを低く見ていた、祭り見物で「車争い」という場面が以前にありました。

葵の上の牛車に押しのけられて、見物場所を押しのけられた六条さんはとても悲しい思いをしました。身分が高い亡き皇太子の妃で気位の高いひとでした、そんな仕打ちをされ心病が、自分の意志ではないが、心が宙を漂い生霊となってしまいます。

葵さんは息子を産むとその六条さんの生霊に祟られて死んだ事を内心思うのです。この物語の特徴でその人物の内心がかかれた場面が多いです。そのあたりは少し怖い六条御息所です。でも私は六条さんの女心は良くわかる気がします。

ある日に源氏は各女君の特徴を紫の上に話す場面があります、それぞれに特徴があり私が読んでも「なるほどそうだな」と感じるのですが、その中で六条の御息所の事を言います

気位が高く一緒にいても落ち着かないなど等、それを源氏の正妻三宮が出産後に源氏に私の噂を こうこうしかじか と言ったでしょうと 怨霊になって出てくるのです。

こんな六条さんは嫌いですが、何となく作者の物語の面白さを誇張して六条さんを表しているのだな、などと勘繰りたくなる つたない頭のわたしには思うのです。

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