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24源氏物語

24源氏物語 2017/12/21

6帖で末摘花が登場しました。その出会いの面白さを書かなくてはなりません、この物語の中で唯一美しくない女性として登場しています。常陸宮家の姫宮です。登場したときはすでに常陸の宮は亡くなっています。宮は音楽に堪能だったと書かれています。この宮様はどの皇族の一員か書いてありません。後見を失った姫は寂しい暮らしをしていますが暗い夜に源氏は惟実(これみつ)の誘導によって忍び込み源氏を屋敷内に入れます。この従者の惟実は源氏の信頼厚き人でこんな状況の時には必ず登場します。こんなわびしい住まいにひっそりと暮らす姫に素晴らしい理想の女性がいるなどど、帚木の章、有名な「雨夜の品定め」で若い貴公子達が語る場面があります。それを思い出して源氏はワクワク気分で忍び込みます。何しろ当時は暗い夜を過ごすのですから、それに女性が顔を見せるのは、はしたない行為とされる時代です。
顔はなかなか見る事が出来ませんが何度か通ううちに明るい月の夜に、フゥゥと顔を見てしまうのです。何と鼻はまるで象の鼻のように長く鼻先は赤く、顔も長い、不細工な顔に驚く源氏なのでしたが気を取り直してこの姫を自分が見はなしたら誰がお世話するだろうと、気を取り直して、その一生を源氏は世話をするのです。アッそうそう髪の毛だけは長くふさふさと誰にも負けない素晴らしい髪だと源氏は褒めています。こんな源氏も女好きで高慢ちきという悪ばかりではないのです。物の本に源氏を嫌いな方は男性に多くいるそうですがこんないい所もあるのです。この末摘花という人は6帖以外にも後になっても面白可笑しく時々出てきますのでユーモアのある作者の紫さんの心意気でしょうかね。

これを今書いていて思わず鬼平犯科帳を思い出しました。短編で135話位あったと記憶していますが、その中で何度かこのセリフが出てきます「人間は良いことをしながら悪い事をする、悪い事をしながら良い事もする」と鬼平に言わせています

ほんとにそう思います。源氏の世界から随分と遠い話になりましたが、、、。

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