« わがままおばさんの「終活」 | トップページ | 年末は心せわしい  »

22源氏物語

22源氏物語 2017/12/9

今までは殆どがあらすじですので書かなかった少し面白い部分を書きたいと思います

13で雲井の雁と夕霧青年の結婚に「紆余曲折があり」とかきましたが、その時の状況を少し面白いので書くことにします。

二人は同じ邸で大宮つまりは祖母に育てられのですが、同じ邸ですから仲良く遊びや勉学をして二人は淡い恋心を抱いています。いとこ同士です大宮は二人を楽しみにして育てていたのでした。雲井の父は高官で源氏の親友 頭の中将です。今は内大臣、非常に白黒をはっきりさせる性格の方で、親友の性格はお互いに知りつくしています。ここで面白いのは源氏物語に登場する人が成長するにつれて、それなりの性格がだんだん変化していく、元元の性格は同じだがその身分や立場によって変わっていくのが分かる事です。(作者の紫式部の人間洞察力はどうやって作られたのでしょかね)二人の幼い淡い恋はお付きの女房達はみな知っています 内大臣が大宮邸に尋ねてきます。内心は雲井の雁を後宮に嫁がせようと画策しているのです。

それは二人が恋仲である事を女房の話で耳にします。さて大変ですそんな噂が立っては後宮などに上げられません。そして母である大宮に大変な怒をぶつけるのです。大宮は天皇の娘、宮様です、大事に大事にされ今までこんな叱られ方はないのです、さぞ驚いた事でしょう。大宮は内心「私が育てたから愛らしく上品に育ったのではないか、それを今まで見向きもしなかったくせに、そして一段下に見ていた姫があまりによく育ったので、後宮にあげ皇太子に嫁がせようなどと思いつたのではないか」と思うのです、そして大臣は何と怒りに任せて二人を引き離してしまうのです。が二人は文を通じて恋しあっています。時は過ぎて雲井の雁の父内大臣は、そんな経緯があった娘に相手を見つけるは困難だし今度はあちらが何とか言ってきたら、雲井の雁を夕霧にやってもいいなと思っているのです。夕霧側は父、源氏もそうですが、向うが折れてきたら結婚しようと考えています。

そして6年後に藤の花見にかこつけて夕霧を内大臣邸に招待するのです。親友の柏木が迎えにきます、つまり内大臣の長男ですから親子で親友なのです。その時夕霧は後で行くからと一応柏木を返します、とすぐに父の源氏に報告に行きます。

とうとう折れたなと源氏は内心喜びます、そして夕霧の着けている着物は今の夕霧に合わないと見て自分用に仕立てた中から選んで着せてやるのです。

6年間逢わなかった二人はもう大人になっています。夕霧は大人になり美しく成長した雲井の雁を見て心から喜び、そこでめでたしめでたしという事になるのです。

 

|

« わがままおばさんの「終活」 | トップページ | 年末は心せわしい  »

源氏物語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 22源氏物語:

« わがままおばさんの「終活」 | トップページ | 年末は心せわしい  »