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9源氏物語

9源氏物語 2017/10/9

源氏は50歳を過ぎ、色好みも衰退してただ容姿だけは素晴らしく見ているだけでも嬉しいとお傍使えの女房達が言っていると言いますから、歳を取った美しさというのもそれなりにあるのでしょう。源氏が一番愛した紫の上に先立たれて呆然とした毎日を過ごしているのです。明石の中宮腹の孫を可愛がったりして暮らしています。

そうそう、老いた源氏を書く前に女三宮の事を書かねばなりません、若菜という巻でかなり長い一冊の本になるような物語の脇中心とでも言いましょうか読み手に興味を持たせ「エッそれからどうしたの?」と思わせる場面が出てきます。

源氏40代に朱雀帝(とは源氏の腹違いの兄)の三番目の姫君を正室にむかえるのです。当時は身分の高い方が正室で愛されたとか愛されないとかは別問題です。私は巻全体から考えれば紫の上が正室と思います。

何と現在考えれば近親相姦に近いではないですか。兄の娘ですよ。子供でもできればどんな属関係になるのか現在ではかんがえられません。いくら腹違いの兄とはいえ、イヤイヤそんな俗っぽい事は考えずに物語を楽しみましょうや!!

その姫君はなんと源氏に嫁しながら、柏木という青年と恋(恋とは書かれてはいないが)し密通して子供が生まれます

義理母との密通した源氏は今度は自分が本妻に密通されてしまいます。

柏木は、昔の頭の中将、源氏の親友の長男です。よく出来た青年です何を血迷ったのでしょうか、さんざん可愛がられた源氏の本妻に懸想した訳です、女三宮本人の罪とまでは行きません、身近に使っていた女房に騙されたと言って良いでしょう

それは心無い女房が手引きし、柏木に迫られての事です、当時はそんな案内役に女房が頻繁に出てきます。だが源氏にその現実を知られてしまいます、そして子供まで出来てしまいます。挙句に柏木は罪の深さに心を病んで亡くなってしまいます

柏木の死と出産はほぼ同時で二人の歌「煙比べ」という歌が二人の間に出てきます、「死んだあとの焼かれた煙がどちらが高いかという内容ですが、この辺りを考えますと、本人同志、内心は好きだったようにおばさんは思います。そんなこんなで源氏に知られた恐ろしさや罪深さで子供を産んだあとに女三宮は出家してしまいます。のちにその子供「薫」は好青年となって宇治十帖で活躍します。今日はこれまでとします

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